上場会社の株券電子化とそのメリット

上場会社の株券電子化が行われたことによって、株券というものがなくなりました。かつては株券を保有していることが株主としての権利を表すことだったのですが、現在では株券を手に入れる事はできません。過去の株券についてはすでに効力を失っていて、ただの紙切れとなっています。

 
そのメリットについてですが、まず保管コストが安くなったことが挙げられます。物理的に株券を保管する必要はないのですから、コストが安くなるのは当然のことだと言えるでしょう。証券会社や信託銀行などの負担が小さくなったのです。次に、公正さが高くなったと考えられます。市場に生じる歪みが少なくなったと考えられるのです。

 
例えば、過去には株式分割をすれば株価が上がるという状況が起きました。なぜかというと、株式を分割することによって、新しい株券が届けられるまでの間は株不足の状態になるからです。供給が不足するわけですから価格が高くなるのは当然のことだと言えるでしょう。物理的な株券が存在することによってこのような相場のひずみが生じることになり、それが不正に使われることもあったのですが、電子化にともなってこのようなことがなくなり、市場は寄り構成になったと考えられます。

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